弊社で運用する「資本効率向上ファンド(愛称:TOBハンター)」において保有していた日本高周波鋼業(5476) は、5月12日に、株式交換により神戸製鋼所(5406)により完全子会社化されることが発表されました。
これにより、日本高周波鋼業1株に対し、神戸製鋼所株0.26株が割当交付されることになるので、日本高周波鋼業の株価は理論的に「神戸製鋼所株価×0.26」で算出される価格近辺で形成されることになります。この発表を受けて、日本高周波鋼業株は、上記計算式で求められる株価近辺まで上昇し、今後は神戸製鋼所株に連動した値動きとなることが予想されますが、それは本来の保有目的と相違することになります。
したがって、13日から売却手続きを進め、本日5月15日、利益確定する形で全株売却を完了致しました。なお、本件は、TOB(株式公開買付)の方式ではない形での完全子会社化になりますが、実質的な効果はTOBと概ね同じであり、その結果、日本高周波鋼業株保有が利益を伴う形で完了しました。