弊社で運用する「資本効率向上ファンド(愛称:TOBハンター)」において保有していたアルゴグラフィックス(7595) は、5月9日に、同社株4,740,000株(所有割合21.79%)を保有するSCSK(9719)から、そのうちの4,160,000株を取得(自社株TOB)することを発表しました。
本ファンドにおいては、SCSKが買い増しをするか、他の主体がSCSKから購入することを期待してアルゴグラフィックス株を保有していましたが、自社株TOBという予想外の結果になりました。本件については、別の観点から見れば、アルゴグラフィックスによる割安価格での自社株購入ということになり、その意味では未来に効果が及ぶポジティブ材料とも言えることになります。しかし、本来の予想と異なる結果に終わったこと、同社を巡る資本関係に関する重要イベントが一段落したこと、株価が本事象発表後の5月12日に上昇に転じたこと、を考慮して、5月12日に利益確定を兼ねて全株売却を行いました。